こんにちは、Yuko(@dramaticenglis1)です!
早速ですが、IELTSの日本人学習者が伸び悩むと言われているのは、
ライティングとスピーキングです。
なかでもスピーキング対策方法で
「英語を話す量をで増やせばスコアが伸びるのか?」
という疑問がよくありますが、
そう単純ではありません。
採点基準を意識して、スピーキング力を磨く必要があります。
そのためにIELTSのスピーキングにも適切な準備が必要だといえます。
わたしはその準備の一つとしてスクリプト(原稿)の作成をしていましたが、
IELTS受験歴4年、スピーキングスコア7.5 を達成されたぱくちーさんは
そのスクリプトを大量に作成されていたとのことで、この度インタビューをさせていただきました。
スピーキングスコアに伸び悩んでいる方にぜひ最後まで読んでいただきたいです。
この記事を作成するにあたって協力していただいた、ぱくちーさん本当にありがとうございました!
(こちらのインタビュー記事は前編と後編に分かれています)
この記事を最後まで読むと
◆効果的だったスピーキング対策法
◆スピーキングのスコアに伸び悩んだときににすべきこと
が分かります。
ぱくちーさん(@pakchey1)プロフィール
ぱくちーさんのnote
この記事を書いている私は
IELTSスピーキング対策=スクリプトの作成
この度は、インタビューを快諾いただきありがとうございます。
先日のTwitterのスペースで、スピーキング対策で大量のスクリプト作成(原稿作成)
をされていたことを伺いました。そちらについて詳しく教えていただきたいです!
オファーありがとうございます!ぜひお答えさせていただきます!
IELTSのスピーキングテストにスクリプト作成が必要なワケ
ぱくちーさんは2017年から2021年の約4年間で200以上のスクリプト(原稿)を作成されたとのこと。
このスクリプトがスピーキング対策で大変役にたったそうです。
まずはスクリプトの重要性について聞きました。
ぱくちーさん
スクリプトの準備でスピーキング試験の結果は決まるといっても過言ではないほど、スピーキング対策においてスクリプトは必要だったといえます。
スクリプトを作成して良かった点がいくつかありました。
スクリプトを作成して良かった点
②自分がスピーキングテストで求められていることを再認識できた
③柔軟性を磨いてどんなトピックにも対応できるようになった
自分が求められていることを知るということに関して、常に採点基準と照らし合わしながら、
テストで求められていることを意識できることは大切ですよね。
スピーキングは瞬発力も問われる分、普段から幅広いトピックに触れておくと、練習していないトピックでも柔軟に対応できますよね!
スクリプト作成のポイントと流れ
スクリプトの重要性について伺いましたが、
次に4年間作り続けたという、スクリプト(原稿)の具体的な作成のポイントと作成の流れについて詳しく伺いました。
スクリプト作成のポイント
ぱくちーさんのお話からスクリプト作成のポイント3つをまとめました。
ぱくちーさんがスクリプトを作成するうえで常に意識されていたことは以下の3つです。
①自分の経験 ②自分のことばで ③はなし口調で
まずはできるだけ自分のことばで書いてみるというのが、ぱくちーさん流。
マネすることも大切ですが、自分の言葉で話そうとすると”想起する”機会を増やしてくれるので、最近勉強した単語などを使ってみると記憶に定着しますね。
そうですね。ちなみに単語や表現が思いつかない場合は、翻訳機や辞書で調べながらスクリプトを完成させていました!
さらに【手書き】することで、書いている内容を頭に記憶させるうえでも役立ったそう。
①自分の経験 ②自分のことばで ③はなし口調で
単語や表現が思いつかない場合は、翻訳機や辞書で調べながらでOK ◆スクリプトを手書きしたことは文章を記憶させるのに役立った
スクリプト作成の流れ
次に具体的なスクリプト作成の流れについて伺いました。
ぱくちーさんは選出した質問に対して2つのパターンで作成を進めていたそうです。
まずはスピーキングの質問を以下の様に2つのパターンに分けます。
パターン2:質問に対しての回答がすぐに思い浮かばない場合※
パターン別のスクリプト作成の流れは以下の通りです。
パターン1:質問に対しての回答がすぐに思い浮かぶ場合
①思い浮かんだ回答をひたすら紙に書く
パターン2:質問に対しての回答がすぐに思い浮かばない場合
質問に対しての答えがすぐに浮かばないときは、日本語で話す内容を決めることを先決されていたんですね。
すなわち、内容を決める → 話し方を決める ということですね。
はい、そうですね!DeepL翻訳を使って良かったこととして、時間短縮になりました。慣れればPart2の問題1題につき30分程度でスクリプト作成できるようになりました。
ぱくちーさんはこの方法で1週間で6から9トピックに対してスクリプトを作成し、
スクリプト作成後はIELTSの専任講師に添削を依頼していたそうです。
授業内では主に ①トピック関連単語 ②自然な言い回し
に関してフィードバックをもらっていたそうでうす。
スクリプト作成をやらなければいけない環境を作るために、先生にもあらかじめ、私からお願いしました。授業で添削いただくトピックを前々からスケジュールに組んでいました。先生にも感謝しています!
本当にすごい努力ですね。人を巻き込んで環境を作ることは、継続させる点で大切なんですね。
2分間話し続けるには、自分は何語必要なのかを分析し、スクリプトはそれ以上の語数で作っていたそうです。
本番は緊張して、早口になりがちですよね。ちなみにぱくちーさんは2分間でどれくらい話していたんですか?
ぱくちーさん
私の話すスピードでは2分間で180wordsから200wordsくらいでした。
パターン1:質問に対しての回答がすぐに思い浮かぶ場合
パターン2:質問に対しての回答がすぐに思い浮かばない場合 ◆スクリプト作成後は講師に添削を依頼する
①トピック関連単語 ②自然な言い回し に関してフィードバック
◆Part2は自分が2分間で話すとき際の語数を分析する。スクリプトはそれ以上の語数で準備する。
スクリプトを使ったスピーキング練習方法
ぱくちーさんはテスト本番2週間前からスピーキングの練習に注力していたそうです。
その2週間で、スクリプトをどのように使ってスピーキング対策にしていたか伺いました。実際に作成されたスクリプトもご好意で提供いただきました。
基本的にはスクリプトの内容を丸暗記するのではなく、
回答の流れ、トピック関連単語、イディオム を意識しながらスクリプトを声に出して読んでいました。
定番の質問に対する短い答え(特にPart1)は丸暗記していたそうですが、
そのほかは上のポイントを押さえて音読の繰り返しをしていたそうです。
◆スピーキング対策に注力するのは本番2週間前から
◆スクリプトは丸暗記ではなく、あくまでイディオムや流れの確認のために
◆スクリプトを音読する
スピーキングのスコアに伸び悩んだときにすべきこと3つ
2017年から2021年にかけて4年間にわたってIELTSを受け続けたぱくちーさんですが、
IELTSのスピーキングのスコアに伸び悩んだこともあったようです。
そんなとき、それをどのように乗り越えたかを聞いてみました。
IELTSのスピーキングのスコアに伸び悩んでいたと動画でお話しされてましたが、
スランプを抜け出すためにどのようなことをされましたか?
私も6.5からスコアが低迷、伸び悩みました。自分の中で成長を感じることがあっても、スコアに反映されないことが私にもありました。そんなときは以下の3つに取り組みました。
①講師からもらったフィードバックを再確認
②テスト毎にどの採点基準でスコアを落としているのかを予測し、スコアを上げることを意識して練習
③再採点を依頼
一番スコアが安定しにくかったスピーキングは、採点基準を押さえることがポイントだったとのこと。
採点基準の表を試験会場にも持っていくなど、本番直前まで意識していたそうです。
わたしは特に文法と語彙力が課題だと講師のフィードバックや自分の分析から分かった
ので、練習でそれを意識して、幅広い時制やイディオムなどを使うようにしていました。
1つ1つの採点基準と自分のレベルを照らし合わせることで、課題の発見が出来るのと明確な対策ができますね。
まとめ
今回の記事はここまでです。
この記事のまとめは以下の通りです。
スクリプトを作成して良かった点
②自分がスピーキングテストで求められていることを再認識できた
③柔軟性を磨いてどんなトピックにも対応できるようになった
パターン1:質問に対しての回答がすぐに思い浮かぶ場合
パターン2:質問に対しての回答がすぐに思い浮かばない場合②スクリプト作成後は講師に添削を依頼する
①トピック関連単語 ②自然な言い回し に関してフィードバック③Part2は自分が2分間で話すとき際の語数を分析する。スクリプトはそれ以上の語数で準備する。
①スピーキング対策に注力するのは本番2週間前から
②スクリプトは丸暗記ではなく、あくまでイディオムや流れの確認のために
③スクリプトを音読する
スコアに伸び悩んだときにすべきこと
①講師からもらったフィードバックを再確認
②テスト毎にどの採点基準でスコアを落としているのかを予測し、スコアを上げることを意識して練習
③再採点を依頼
後編はぱくちーさんが立てていた学習計画表について詳しく伺いました。ぜひお楽しみに。